2021.11.21(日)
皆さんこんにちは。
今日も千葉は快晴です。
さて、本日はツイストシルバーバングルの作り方をUPしたいと思います。
2回に分けて紹介していきますので、ご興味ある方は覗いてください。
最後に動画もUPしておきますので。
ではレッツゴー!
素材は純銀=SV1000 で作製していきます。純度100%のシルバーになります。
ここ2年ぐらいシルバーの値段が高騰しています。
コロナ発生から値段が上がり続けているので、純銀のアクセサリーはとても貴重だと思います。
そもそも純銀とは不純物が入っていないシルバーの事になります。
理由は2つあると思います。
1.作る工程が極めて難しい
2.シルバーの値段が高くつく
作る工程が難しいとは
鍛造(タンゾウ)と鋳造(チュウゾウ)という聞きなれない言葉になります。
鍛造・・・昔ながらの伝統技法でシルバーを溶かして鍛冶職人のようにシルバーを溶かした後にハンマーで叩いて作る方法
鋳造・・・型枠をゴムなどで作りそこに溶かしたシルバーを流し込み作る方法
純銀は柔らかい為、型枠に流し込むだけではアクセサリーにすることはできません。
市場にあるシルバーアクセサリーのほとんどはシルバー925製が多いかと思います。
925とはシルバーの含有量を表しています。92.5%がシルバーで残りの7.5%は銅になります。
日本国内のシルバーの定義では銅が混じっていますが、日本以外の国では銅以外の物も含まれているので、海外製は注意が必要です。
銅はとても硬いのでシルバーと混ぜる事で強度が増し、型に流し込みアクセサリーとして量産が簡単にできます。
シルバーの値段が高くつくとは
先程説明した通り純銀とシルバー925でシルバーの純度が違います。
純度が違うと言う事は地金の量も違い、値段も違います。
こんな理由から純銀のアクセサリーは市場にはほとんどありません。
溶かしたインゴット(一塊)を金床の上でハンマーで叩いていきます。
この工程が一番大切です。
シルバーを溶かした後にハンマーで叩く工程が有るか無いかでそのアクセサリーの強度が大きく変わります。
シルバーは溶かした時は内部に空気が混入しています。
叩く事が内部の空気が抜けてシルバー同士の密度が高くなります。
御餅とおにぎりをイメージしてください。
キネとウスで叩いた御餅と手で固めておにぎりの強度は密度が違いますよね。
シルバーアクセサリーでも同じです。
物作りの工程は料理と似ている気がします。
叩いて叩いて叩きます。
叩いたシルバーをローラーに通して既定のサイズにしていきます。
ローラーを通すことでさらにシルバーの密度が高くなっていきます。
今回は6mmの平角にしています。
市販の彫金ローラーでは6mmの平角を作ることができないかと思います。
一般的なローラーでは溝が5mmまでしかないので多きサイズを作ることが難しいです。
ヨーロッパのローラーは専用の溝が幾つもありますが、エッジ部分が90°にならないので、購入する際には注意してください。8角形になります。
私も一度購入して経験済みです。
参考にヨーロッパのローラーで引いて平角です。
面が正方形ではなく8角形になります。
先程の平角をツイストにします。
ツイストにしたらバングルの形に整えます。
今回はここまでです。
最後に動画もUPしておきましたのでご覧ください。
次回は完成画像と動画をUP致します。
ではでは。
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