2021.10.29（金）

皆さんこんにちは。

秋から冬の気温に変わってきましたね。

コロナも落ち着いて来てますが、感染予防対策しっかりしてお過ごしください。

さて、本日はお知らせです。

先日、天然石と合成石の鑑別方法の勉強をして修了認定を頂いたのでご報告を致します。

色石で一番偽物が多い、コランダムとベリルを中心に鑑別方法を学んできました。

コランダム？

ベリル？

鉱物名で聞かされてもピンとこないですよね。

宝石名ではルビーやサファイアがコランダムという鉱物になります。

この有名なルビーとサファイアは同じ鉱物から出来ています。

色が変わると名前が変わるんです。

ややこしいですよね。

天然石の世界では普通の事なんですが、初めて学んだ時は「なんで？」なんで、そんな事になるの？と疑問に思ったのと同時に

「そうなんだ～」、

「不思議だな～」

と感動したのも覚えております。

因みにアクアマリンとエメラルドも同じ天然石でベリルという鉱物から出来てます。

色味が変わると宝石名が変わるんです。

このコランダムとベリル、天然石業界では高価で取引されています。

もちろん、宝石業界でも高額で取引されています。

この天然石と同じ成分を人工的に作っている私たちが人間がいるんです。

人工物のルビーとサファイア、エメラルド、ダイヤモンドも合成物があります。

100年以上前からその技術は確立されているんですよ。

高価な物には偽物が出るのは現代も昔も同じなんですね。

ルビーやサファイア、エメラルドの合成物と天然物の見分けが、肉眼で見ただけでは判断が出来ないんです。

宝石用のルーペ―でも判断が難しく、宝石専用の顕微鏡が必須なんです。

なんでそこまでクオリティーが高いかというと、同じ鉱物の粒子を使って人工的に形成させて人工石を育てる技術が確立されているんです。





人間って凄いですよね。

という事を知ったうえで人工物の合成石か天然石かを学んできました。

めちゃくちゃ難しい、でもめちゃくちゃ愉しい、頭パンパンになりました。

調べる方法が全て人間が1個1個、専用の機械を使ってアナログ的に調べていくんですが、これが実に時間がかかります。

今まで、簡単にラボに鑑別を依頼しておりましたが、中で働いている方達は本当にすごい技能をもっているんだなと感じました。

みなさんも是非、お手元に素敵な宝石や鉱物があったら一度、疑ってみてから信じてみてください。

ではでは。





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