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シルバー925と純銀の違い

2021.4.9(金)

皆さんこんにちは。

今日も晴れていて、清々しい天候ですね。

さて、本日から純銀製のバングルを作る工程をUPするのですが、

その前にシルバー925と純銀の説明を致しますね。

アカシックツリーでは純銀製のアクセサリーをメインで作製しておりますが、

今回は
トライアングルのバングルを作る工程を順次UPしていきます。


純銀って何ですか?と思う方もいるのでもう一度おさらいです。

シルバーアクセサリーと言っても元となるシルバーの素材には色々とあるんです。

巷でよく言われるシルバーアクセサリーの素材はシルバー925と言われています。

このシルバー925と言う数字はシルバーの含有量を表しています。

92.5%がシルバーで残りの7.5%は銅になります。

純銀は純度100%のシルバーになります。

なんで、巷ではシルバー925製が多いのかと言いますと、作る工程が純銀と他のシルバーでは違うからなんです。

純銀は元もと柔らかく、アクセサリーとしては不向きと言われています。でもそんな事ないんですよ!

その為、シルバーに銅を混ぜた合金を作ることでアクセサリーとして形を成形しています。

ようは銅がシルバーと一緒に混じる事で強度が増すんです。

銅が混じっている為、時間が経つと黒く変色したり、錆びたりといった事が起きるんですが、専門的には硫化現象と言います。

銅が空気反応して変色をします。

また、シルバーアクセサリーを着用してアレルギー反応がある方もシルバーに含まれる銅に反応している方が多いんです。

純銀は不純物が銀以外、混入していないので、黒く変色などする硫化現象が起きません。

またアレルギーの方でも着用が可能なんです。

抗酸化作用もあるので、コロナ渦の中でも安心して着用が出来るんです。

純銀にはメリットが多いのですが、作る工程が多いので、市場にはほとんど無いんです。

作る工程も銅が混じっているシルバーは、型に流し込む事で量産が出来るんです。

純銀は不純物が銀以外混入していない柔らかい素材の為、型に流し込むだけでは商品にならないんです。


でもアカシックツリーでは純銀製でバングル、リング、ピアス、ドッグタグなどのアクセサリーを作っています。

純銀でもしっかりとした作る工程を取り入れればアクセサリーになります。

その作る工程がとにかく時間も労力も何倍もかかり、全て1点物のつくりかたでしか、アクセサリーにならないんです。

シルバーアクセサリーを作る方法は2通りになります。

あまり聞きなれない言葉だと思いますが、

鍛造(タンゾウ)・・・金属を溶かしハンマーで叩く鍛冶職人のような方法です。

鋳造(チュウゾウ)・・・金属を型に流し込む方法です。


『鍛造法』(たんぞう)という言葉は、聞きなれないと思いますがちょっと頭でイメージしてみてください。

『鍛造』(たんぞう)とは字の通り【鍛えて造る】という意味です。


例えば、ご飯を手で握ると、「おむすび」という固体ができますが、落とすと簡単にバラバラになってしまいます。


しかし臼(ウス)と杵(キネ)でつくことによって「餅」(モチ)という固体になり簡単にはバラバラになりません。説明するまでもなく、「餅」は

「おむすび」に比べて空気の隙間がなく強固に結ばれているからです。


金属も同じです。叩いて鍛える事によって余分な空気、ガスが抜けてより丈夫で頑丈強固な強い金属ができあがります。


銀を溶かして一塊のインゴットを作り叩く事で銀内部の空気が抜けて硬い強度を増した状態にする作業を鍛造(タンゾウ)と呼びます。

純銀製アクセサリーは時間も労力も何倍もかけないといけない理由を少しでもわかって頂けたら嬉しいです。

今回は説明だけで、次回から作る工程をUP致します。

また覗きに来てください。

ではでは。

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