2021.1.14(木)
皆さんこんにちは。
今日から気温が高くなる日が続くようですね。
体調管理気を付けてお過ごしください。
さて、昨日のブログの続きになります。
純銀を溶解したら次はハンマーで作ったインゴット(一塊)を叩く工程になります。
なぜ、叩く必要があるかと言いますと、銀は叩く事で強度が増すんです。
そして銀内部に残っている空気を抜く事もできるので、作ったインゴットは叩いて硬くなれ~硬くなれ~と
願いを込めてハンマーを打ちおろします。
私は素手で銀を持ってハンマーを打ちおろしています。素手で持つと手の感覚から銀の強度などを感じられるからです。
中にはヤットコなどの工具で銀を抑えて打つ方もいます。
基本、純銀は銀(シルバー925)より柔らかい為ヤットコで挟むと傷がつく為素手でもつ事をお勧めいたします。
因みに純度の説明ですが、
シルバー925とは銀の純度になります。92.5%が銀で残りが銅が含有されています。
純銀の純度は100%の銀になります。
市場にあるシルバーアクセサリーの95%近くは素材がシルバー925製が多いかと思います。
理由は量産する為に型を一つ作って流し込む鋳造(チュウゾウ)方式で作っているからです。
銅が入っている為型に流し込むことが容易に出来るんです。
銅が他の素材と交わると素材自体の強度が増すんです。
純銀は純度が100%の銀しか入っていないので、型に流し込む方法ではアクセサリーとしては不向きなんです。
純度が925でも950でも素晴らしい商品は多いし、鍛造(タンゾウ)でも鋳造(チュウゾウ)でもいいと思います。購入する際にこれから色々と作り方など聞いてみると面白いかと思います。
話しが少しそれましたが、
ハンマーで手を打たない様に気を付けてくださいね。
それと銀を持つ手は逆手でもつ事が基本になります。
逆手で持つと金床(カナトコ)と銀を垂直にハンマーにあてる事ができるのと、間違って手を打つことがないようにするためです。
では動画で確認してみてください。
また続きをUP致します。
ではでは。
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