2021.10.3(日)
皆さんこんにちは。
早いことにもう10月ですね。
緊急事態宣言も明けて一年を通して一番過ごしやすい秋の訪れを感じられるのは嬉しいです。
先日、2回目のワクチン接種も無事に終わり、心身ともにさらに引き締めて行きたいと思います。
さて、本日は前回のブログの続きになります。
純銀製のティースプーンの完成画像と最後に動画も上げておきますので、ご覧ください。
前回はスプーンの形に整えて終わりましたので、スプーンのくぼみをつけていく工程からUP致します。
スプーンの先は専用の溝台を使います。
くぼみの大きさもそれぞれ選べるのでこちらを使い矢坊主でトントン叩いてくぼみを作っていきます。
叩きすぎずに時間をかけて微調整を繰り返していきます。
火をあてて、なめしながら行っていきます。
全体的に微調整を繰り返し、ヤスリをかけて完成品に近付けていきます。
裏面にはアカシックツリーのホールマークと純銀のホールマークを打刻しています。
柄の一部分に24金 純金を拡散接合させております。
拡散接合はロウ付けでもなく、メッキでもなく、金張りでもありません。
薄い24金のシートを本体に焼き付けます。
部材が溶けてくっつくのではく本体と金の原子同士をくっつけます。
江戸時代から行われている技法になりますが、ほとんどの方は知らないと思います。
アカシックツリーでは純銀製のアクセサリーがメインで鍛造(タンゾウ)という作り方で商品を作っているので、
純銀には純金でなければいけないと思い、この技法を取り入れております。
金の含有量が99.99%以上の金を指します。
表記は24K=24金
巷でいう18金や20金とは金以外に銅や銀が混ざった合金になります。
純銀も純金も アレルギー体質の方でも着用ができます。シルバーアレルギーの方のほとんどはシルバーに含まれている銅に反応している方がほとんどです。
純銀も純金も素材が金や銀以外入っていないので安心して着用が出来ると思います。
特に純銀には抗酸化作用もあるので、コロナ禍の中でも安心できる素材になります。
ロジウムコーティーングなどをしているアクセサリーは純銀や純金でなくても着用ができると思います。
ただし、コーティングなので時間が経つとメッキが剥がれてそこに地肌があたるとアレルギーを感じてきてしまいますが、アクセサリーの着用を愉しむ事はできます。
ロジウムは金や銀の何倍も高価なので、ご興味ある方は調べてみてください。
高価なジュエリーはロジウムコーティングしている物がほとんどです。酸化防止、アレルギー防止効果があります。
拡散接合をさせた部分になります。
磨いて完成です。
今回のティースプーンは重量は35g以上あります。
手にもつとずっしりとした重量を感じられて使ってみて最高に良いです。
ただし、純銀は柔らかいので、強度面では通常のスプーンの方が良いかと思いますが、普通に使う分には全く問題なく使用ができます。
今度はテーブルスプーンを作って行きますので、また覗きに来てください。
ではでは。
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