2025.1.27(月)
皆さんこんにちは。
週初めですね。
曇り空で憂鬱な天気ですが、のんびり生きましょう。
さて、本日は純銀製のトライアングルバングルの作業風景をUP致します。
アカシックツリーのオンラインでも定番商品の一つです。
シンプルですが、存在感のあるデザインです。
幅サイズは2種類展開しております。
4mm幅と7mm幅があります。
7mm幅の存在感と重量感はインパクトがあるので男性は勿論ですが、女性にもお勧めです。
では作っていきましょう。
まずは純銀の笹吹きを用意します。
アカシックツリーでは純銀のアクセサリーがメインです。
純度が100%の銀になります。
銀の値段も数年前の160%UPしているのでこのままいけば200%UPは時間の問題だと思います。
1g100円→200円
特に純銀は高くなってきました。
純銀は抗酸化作用やアレルギー対応が利くのでアクセサリーを着用できない方でもきっと着用ができると思います。
中にはシルバーアレルギーで着用ができなかった方が着用できたこともあります。
シルバーアレルギーだと思っていた方のほとんどはシルバーアレルギーではなく、銅やニッケルなどに反応している方が多いです。
純銀には銅が混じっていないのでその点は安心できるかと思います。
一般的な市場でシルバーとはシルバー925を指します。
925という数字は純度を示しています。
92.5%が銀です。残りの7.5%は銅が混じっている合金になります。
銅が混じることで強度が増します。
なにより、量産する際に型を作ればシルバーを流し込んで商品を作ることができるんです。
純銀自体は柔らかく型を作って銀を流し込む方法ではアクセサリーにすることができません。
流し込むだけでは空気が抜けずに銀の密度が弱く、折れたり、割れたりしてしまうんです。
その点925には銅が7.5%混じっているので流し込むだけでも強度が保てるんです。
銅は堅いので便利なんです。
ただこの銅が空気に反応して黒く変色をさせたり(硫化現象)、アレルギー反応を起こす原因になります。
一長一短あるわけです。
純銀のアクセサリーが市場にない理由は量産する型に流し込む方法では商品として作る事が難しいからなんです。
手にすることも純銀自体も聞いたこともない方が多い理由だと思います。
純銀のメリットは硫化現象が起きずらく、抗酸化作用があるのでメンテナンスフリーで着用が愉しめ、アレルギーの方でも着用する機会がある点、だと思います。
デメリットは素材自体が柔らかいので傷がつきやすい点です。
アカシックツリーで購入していただいた方には保証書兼ギャランティーカードが付属されています。
保証書について→こちら
購入日から180日間は無償メンテナンスをさせていただいております。
傷がついた純銀のアクセサリーも綺麗に磨き直してお戻しさせていただいております。
180日以降は有料になりますが、対応可能ですので何か気になることがありましたらご連絡ください。
他店で購入した商品に関しても対応しておりますが、一部お断りさせていただいている商品もあるので気になる方はご連絡お問い合わせください。
ここまで聞くと純銀もいいなと思うかと思います。
デメリットがもう一つあります。
作製する方法が極めて難しい点です。
型を作る方法ではゴム型をワックスなどで作ればいいのですが、
純銀はそれができないので全て1点物の作り方になります。
シルバーを溶かして作る方法を鍛造(タンゾウ)と呼びます。
型に流し込んで作る方法を鋳造(チュウゾウ)と呼びます。
鍛造(タンゾウ)で作る職人は全体の2~3%しかいないんです。
昔ながらの鍛冶職人のような作り方は時間も労力もかかるため、本当に少ないんです。
鍛造(タンゾウ)にも二通りの作り方があります。
材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を購入して作る方法と
部材も0から溶かして作る方法に分かれるんです。
0から作る方法をインゴットジュエリーと呼びます。
このインゴットジュエリーで作る人間は全体では1%以下と云われています。
部材を作るのは本当に大変なんです。
そんな手間暇をかけた商品には本当にハンドメイドの温もりがこもっていると思うんです。
一人一人に個性があるようにアクセサリーにも個性があると思います。
気持ちよく着用していただけるように精魂込めて作製させていただいております。
純銀を溶かしてできたインゴット(一塊)です。
ハンマーとローラーを使って空気を抜いて銀の密度あげていきます。
お米から御餅に変化させていきます。
御餅は落としても割れたり折れたりしないで米同士の密度が空気が抜けて高いです。
シルバーもそんなイメージで空気を抜いて強度をあげていきます。
既定のサイズの角線が完成です。
ここから□→△に先ほど作った角線を加工していきます。
バングルの断面がトライアングルになるように加工しています。
最後に動画もあげておくのでご覧ください。
バングルの形に整えて磨いて完成になります。
磨く工程は別の記事にUPしているので探してみてください。
純銀は本当に磨くのが大変ななんです。
鏡面仕上げにするのが難しく私も自己採点で100点満点は未だに無いです。
ただお客様には納得してもらえるレベルだと思いますのでご安心ください。
またUP致します。
ではでは。
Akashic Tree
279-0023
千葉県 浦安市 高洲 2-1-10-304
047-303-3269
https://akashic-tree.jp/