2023.10.6（金）

皆さんこんにちは。

最近はめっきり涼しくなってきましたね。

あの暑さがうそのような寒暖差です。

さて、本日は純銀製のツイストバングルを作る作業風景をUP致します。

純銀とはシルバーの純度が100％のシルバーになります。

市場に多いシルバー製のアクセサリーの含有量は92.5%のシルバー925製がでほとんどです。

純度100％の純銀のアクセサリーが市場にない理由は大まかに2つです。

1つ目の理由は

純銀は型に流し込んで量産する方法ではアクセサリーにすることが難しいからなんです。

純銀は柔らかいので型に流し込むだけでは強度が保てないんです。

おにぎりと御餅をイメージすると解りやすいかもしれません。

同じお米でも手で握ったおにぎりと御餅では強度が違いますよね。シルバーも同じで空気を抜いて地金の密度を高める事が大切なんです。

型に流し込むだけではシルバーの中に含まれている空気を抜く事が出来ないので、アクセサリーにした時に強度が低く、折れたりしてしまうんです。

先程、説明した市場に多いシルバーアクセサリーの純度が92.5%といったのは強度を高めて量産する方法を選べるからなんです。

シルバーの純度が92.5%と言う事は残りの7.5%は？

日本では銅が含まれています。銅を含ませることで型に流し込んだときに空気を抜かなくても強度を高めてアクセサリーにすることができるんです。

海外では純度や混じっている素材が違う国もあるので注意が必要です。

2つ目の理由は

値段以上にコストがかかるからなんです。

シルバーの含有量が違うので基本的な原価も違いますが、それ以上に作品にするための労力が違うんです。

純銀は磨くのが本当に大変です。

ピカピカの鏡面仕上げにする為の労力が他のアクセサリーの数倍の時間を要します。

傷が少しでもあると綺麗に仕上げる事が出来ないので、なかなか手がかかる女性のようです。

でもしっかり誘導できれば最上級の素材になります。

純銀はアレルギーの方でも着用ができ、硫化という黒くなることもほとんど起きないのでメンテナンスも楽なんです。

そんな素敵な純銀のツイストバングを作っていきます。

まずは完成画像から


線径も約6ｍｍ以上あるので着用した時の存在感と高級感を両方感じれると思います。



鏡面仕上げなのでピカピカです。

最後に動画も上げているのでご覧ください。



素となる純銀の笹吹きを用意します。



バナーで溶かしてインゴット（一塊）を作ります。

シルバーは約1000度で溶けます。




ハンマーで叩いてシルバーの中の空気を抜いておにぎりから御餅のような状態に近づけていきます。



ローラーも使って空気を抜きながら強度を高めて、規定の長さに微調整をしていきます。




四角の角棒を作り終わりました。（正確には平角といいます。）


先程の角棒をネジってツイスト状にします。


バングルの形に整えて磨いたら完成です。

全て手作業で1点1点作っているので手首のサイズを教えて頂ければカスタムしてお届けできます。

納期はアマゾンプライムを目指して出荷していますが、2.3日かかる時もあるのでご希望などありましたらお電話やメール、ラインなど頂ければお答えさせて頂きます。

またUP致します。

ではでは。

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